今日の一盤(ベツレヘムBCP6001番k・ワインデング&JJジョンソン)

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55年1月、K・WINDING(tb)JJOHNSON(tb)DICK KATZ(p)WENDELL MARSHALL(b)MILT HINTON(b)AL HAREWOOD(ds)
どの曲も優れているが、事のほか素晴らしいのは「イッツ・オーライト・ウイズ・ミー」。
本日のサッカーも、まさに。ウシシ。
だけど、後半での40分過ぎ、テレビに映し出されたコロンビアの黒人選手の思うに任せない試合状況での悲痛な顔が心に残った。
本作での2人の歌心豊かなトロンボーンもよいけど、ドラマーのヘイウッドのシンバルワークも良い。

今日の一盤(ベツレヘムBCP5005番エデイー・ビンソン)

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57年9月、EDDIE VINSON(vo)JOE NEEWMAN(tp)NAT PIERCE(p)FRANK FOSTER(ts)CHARLIE ROUSE(ts)PAUL THIGPEN(ds)他 虎の巻より
つるつる頭のエデイーはジャズ&R&Bのコテコテ愛好家に人気のアルトサックスとボーカリスト。ベツレヘムを買収した米キングには1940年代末から録音を残している。本作はエデーがヴォーカルに徹していて、グルーブ感を発散させながら、独特のとぼけた味わいの喉をたっぷり聞かせる。(上田篤)
裏ジャケットで伴奏人の顔ぶれを見たら、そうそうたるジャズマンの名前が記されていた。しかし各人のソロは無し。エデイのボーカルを楽しむ、R&Bとソウルとブルースが混じった内容だが、アップテンポばかりで僕の琴線には響かない。スローナンバーが欲しいね。
本作をいつ、どういういきさつで、入手したか失念した。針を落としたのも今回が初めてだ。音楽は好みではないが、ジャケットデザインはアメリカのどこか駅の中での写真だ。LPレコードとしての存在感はある。

今日の一盤(ベツレヘムBCP5002番シャーリー・シェーバース)

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55年、CHARLIE SHAVERS(tp)SY OLIVER(arr,cond)
先に紹介したBCP1021番(10インチ盤)に4曲追加したセッションの完全版。
解説を読んだら、欧米での売り上げ累積は相当なものだったろう、と記されている。
追加曲に「スターダスト」があった。全曲甘いムードの香りが漂う。
僕は内心、ジャズの要素は甚だ少ないな・・と感ずるも、これは良いと鑑賞する人が普通なのかもしれない。

今日の一盤(ベツレヘムBCP5001番テイール・ジョイ)

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今日からポピュラー・ミュージック寄りの作品をリリースしたBCP5000番になる。といっても5005番で終わり、僕は一部しか所持していない。
55年録音、TEAL JOY(vo)TED STEEL(arr,cond) 虎の巻より
テッド・ステール楽団で歌っていたテイール・ジョイは、ワシントン州シアトル生まれ。日本、フランス、ペルーといった血が混じっているという。カテリーナ・バレンテ系のインターナショナルな味わいのポップ・シンガーである。歌の表現はダイナミックで雪村いづみづを思わせるようなところもあり、楽しい。伴奏も弦あり、ビッグバンドありと、実に変化に富んでいる。(高田敬三)
今日の午前に車を運転中、NHKのAM「すっぴん」を聞いていたら、レッド・ガーランドの「Ⅽジャム・ブルース」が流れた。しばらくしてロリンズの「セント・トーマス」もかかった。たかがラジオ放送での音質音量だが、角度を変えて聴いたせいか新鮮で心地良い。
テレビでは今朝のNHKで、昨日は徹子の部屋でピアニストのフジコ・ヘミングが出演されていた。スウェーデン人の父と日本人の母との混血。幼少のおり母子家庭となり、身を立てるためピアニストを目指す。しかし学生時代に病気から聴覚が著しく不自由になった。紆余曲折を経て60代にプロピアニストになり、それから20年、今では世界中を駆け巡る活動をされている。
いまでも毎日4時間は練習を欠かさない80歳を超えた凄い方だ。彼女のインタビューでの話の内容に、そして流れるピアノのサウンドに聴き入ってしまった。曲は聞きなれた、うっとりする美しいクラシック・スタンダードである。けど、妙にうっとりしてしまう。
何なんだろう?テレビは彼女の手をとらえた。太い!ははー、これかな?僕は日ごろジャズピアノを聞いているが、うっとり聞けるのは大概黒人ピアニストで想像するに皆、指が太そうなのである。ピアノのキーボードを押さえるに、指が太いと強弱の幅が広がるのではないか?彼女の演奏をライブで味わいたいな~
本日の主役、テイール・ジョイ、なかなかの歌唱力の持ち主。選曲も伴奏も良い。虎の巻を見てから聞いたら、何となく欧州、南米、そして日本の香りを感じた。

今日の一盤(ベツレヘムBCP81番ハービー・ニコルス)

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57年11月、HERBIE NICHOLS(p)GEORGE DUVIVIER(b)DANNY RICHMOND(ds)虎の巻より
優れた才能を持ちながら、世に認められずに終わったミュージシャンは多いが、1963年に白血病のため44歳で生涯を閉じたハービー・ニコルスも、不遇な人生を送った一人である。そのピアノスタイルはセロニアス・モンク同様、作曲と演奏が噛み合ったところにあり、パーカッシブなプレイにも独特な個性を見せていた。最後のリーダー作となった本作では、名手二人のサポートを得て、独自の心象風景を描き出す。特に演奏から伝わるシニカルな味わいは、ニコルス特有なものと言ってよいだろう。(佐藤秀樹)

恥ずかしながら本作をこのCDで初めて聴いた。ビックリしている。今後繰り返し聴くであろう、僕好みのアルバムだ。1919年生まれ、ニューヨークのハーレム育ちという。バップが生まれたミントン・ハウスにも出没していたらしい。だが、丁々発止で技術を競い合う様な競争スタイルには馴染めなかったという。セロニアス・モンクには軽蔑されたとも。そんなジャズ仲間から離れた位置で、個性は磨かれていったのだろうか、管楽器と組んだ演奏ではなしに、彼のオリジナル曲でのトリオ演奏でのが主体になったようだ。
本作は全10曲中7曲がオリジナル曲。残りは「オール・ザ・ウェイ」等のポピュラー曲、捨て曲が無い。本作が人生最後のアルバムの様だ。56年にはブルーノートに吹き込んで全リーダー作が4作のみ。本作が57年、逝去が63年だから本作から5年吹き込みないのだ。最近コルトレーンの忘れられた録音テープが発見されたとて世間をにぎわしたが、とは言っても、そのミュージックは想像がつく。今日の主役のニコルスの最後の5年の記録が見つかれば、コルトレーン以上の大発見になるのだと、僕は思うが、仮に見つかったとしても、騒がれないだろうな、やっぱり。マイナーミュージシャンなのだ。だからこそ本作の輝きは一等星だ。
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