今日の一盤(ベツレヘムBCP6024番オールスター)

s_P1011780.jpg
57年9月、①ART FARMER(tp)ROLF KUHN(cl)KENNY BURREL(g)EDDIE COSTA(vib,p)OSCAR PETITIFORD(b)ED THIGPEN(ds)②DONAID BYRD(tp)FRANK REHAK(tb)GENE QUILL(as)JOHN COLTRAIN(ts)AL COHN(ts)FREDDIE GREEN(g)EDDIE COSTA(p)OSCAR PETITIFORD(b)PHILLY JOE JONES(ds)
虎の巻より
ダウンビート誌の人気投票、国際批評家投票の結果から生まれたものだが、参加者全員がno1という事ではない。上位入賞者も含み、さらにいわゆる新人部門がメインということで、色々誤解を受けやすい。しかしコルトレーンを代表に当時伸び盛りの逸材が集まり、異色の組み合わせで展開される演奏が面白い。全体にスインギーな演奏が続くが、そんな環境での当時進展急、独自路線に走るコルトレーンの快演が目を引く。仕掛け人はペテフォードだろうか。(青木和富)
本作のポイントはコルトレーンの存在。モンクとファイブスポットでの共演での後の一皮むけたコルトレーンのサックスは一聴してコルトレーンとわかる独自色なコルトレーンサウンドがある。
インパルス時代のコルトレーン未発表アルバムが話題となっている、カルテット全員がさすがの熱演だ。そして録音状態も素晴らしい。翌日に録音されたジョニー・ハートマンとの共演盤、これも素晴らしい。どうしても2枚続けて聞いてしまうが、ジャズファン冥利だね。

今日の一盤(ベツレヘムBCP6023番アート・ブレーキー)

s_P1011779.jpg
57年10月、ART BLAKEY(ds)BILL HARDMAN(tp)JOHNNY GRIFFIN(ts)JUNIOR MANCE(p)SAM DOCKERY(p)SPANKY DEBREST(b) 虎の巻より
ジャズメッセンジャーズの膨大なアルバム群にあって比較的地味な1枚ではあるが、実際にはブルーノートにおける幾多の名盤に勝るとも劣らない内容。のちにメッセンジャーズのトレードマークとなるファンキー路線と、メンバーのオリジナルを演奏するという方向性が、ここで積極的に打ち出されている。特に注目すべきはジュニアマンスで、1曲のみに参加しているサム・ドッケリーと比べれば、いかにマンスが優れたフィーリングの持ち主であるかが分かる。隠れ名手のハードマンも良い出来だ。(藤本史昭)

上記でジュニア・マンスを賞賛しているが、サム・ドッケリーは物足りないのかと彼の参加アルバムを聴きながらブログに向かっている。彼は2015年に86年の人生を終えていた。56年から57年までアート・ブレーキー・ジャズメッセンジャーズに加入して10枚ほどのアルバムを残している。その他ではクリフォード・ブラウンのラストアルバムでのピアニストであった。(CBSソニー)しかしその後の目立った活躍は目にしない。ジャズ界から足を洗ったか?少なくとも多くの黒人ミュージシャンがそうであったように麻薬で身を崩した口ではなさそうだ。
さて、僕は今Vikというレーベルのジャズ・メッセンジャーズ「play lerner and loewe」loeweというアルバムを聴いている。メンバーは本作でのジュニアマンスに代わってsam dockeryが務めている。ビル・ハードマンが凄い、グリフィンも素晴らしい。そしてサム・ドッケリーも良い。非常に優れたハードバップのアルバムである。
本作「ハード・ドライブ」の1年後、58年10月にブルーノートで「モーニン」を出している。グリフィンもその頃(58年)からリバーサイドでリーダー作を連作する。今から思うに、58年時がモダンジャズのピークと仮定すると、57年のこの頃は相撲でいう関脇から大関に達する登り龍の勢い。ファンキー完成前のフレッシュさを感ずる。
ところで、このサム・ドッケリーが加入したセッションが10月9日に行われたが、難しい曲で1曲しか吹き込み出来なかった。そして次の吹き込みが翌々日の11日、ジュニア・マンスをピアニストに向かい入れ5曲吹き込んでいる。何かあったんだろう。その後サム・ドッケリーはメッセンジャーズを離れたようだし、彼の名前を見出すのは、ずいぶん後になってだ。
本作はスタンダードは1曲だけ、オリジナル曲中心の力作。

今日の一盤(ベツレヘムBCP6022番AJQ)

s_P1011781.jpg
57年9月、ハナンのデザイン、ERROLL BUDDLE(bassoon,ts),tsDICK HEALEY(as,fl)JACK BROKENSHA(vib)BRYCE ROHDE(p)ED GASTON(b)FRANK CAPP(ds)OSIE JOHNSON(ds)JERRY SEGAL(ds)虎の巻より
54年結成以来3年目の本作は、グループ・エキスプレッションとしても脂がのった時期に当たり、MJOとはまた一味違った、スイングするに綱医学的な味わいがある。(瀧口大由紀)
AJQの主メンバーはオーストラリア交響楽団に在籍経験を持つ、いわばクラシックとジャズの両刀使い。さすがに爽やかに軽々と演奏している風に聞こえる。コルトレーンが額に汗して、眉間にしわを寄せて、必死な形相で音に魂を乗り移させんとばかり全力プレーしているのとは全く異なるもの。
先日の鑑賞会でのこと、ワールドカップサッカー、日本時間午前3時スタートのベルギー戦をライブで観戦しましたか?との問いに75パーセントが見ていた。話題性、大のイベントだったが、今日来たお客さんは無関心。新鮮に思えた。世の中、色々だ。
本作が床屋のバックグランドで流れていたら、良いかもしれない。尚、本作はベツレヘム初のステレオ録音か?CDだが。

今日の一盤(ベツレヘムBCP6020番メル・トーメ)

s_P1011777.jpg
MEL TORME(vo)DON FAGERQUIST(tp)LARY BUNKER(vib)MARTY PAICH(p)MAX BENNETT(b)MEL LEWIS(ds)虎の巻より
ウェスト・コーストのスターぞろいの伴奏陣、洒落っ気たっぷりのスマートなボーカルと語りにエンターテイナーとしての実力も発揮して快調そのもの。ベニーグッドマンのテーマ「レッツ・ダンス」を使って仕上げる「ペイパー・モーン」フランス語でソフトに歌う「枯葉」などなど。若き日のトーメの傑作として定評のある楽しいアルバム。(青木啓)
今、NHKの朝ドラは「半分青い」というやつだ。面白く見ている。それで、半分〇〇という表現も流行っている感じがする。
本作に寄せる僕の思いも、半分良いんだが・・・となる。
メル・トーメのアルバム中、本作は代表作との評価は間違いないと思うのだが、ベツレヘム6016番(メル・トーメ)で述べた通り、僕はミュージカル的な音楽が苦手で、本作にも半分その気を感ずる。だけど、本作での枯葉、ペーパームーン、等は粋の真髄が聴ける。黒のファンキーもそうだけど、白のこの粋も黄色はまねのできない世界,ブルージーは薄いがジャジーは濃い、半分青いという所か。

レコード鑑賞会を終えて

s_P1011778.jpg
お客様&Sさん、お疲れ&ありがとうございました。
雨の災害が日本列島を覆っております。秋田も幸い災害までは至りませんが、連日、たっぷり雨が降っておりました。被災された方にはお見舞い申し上げます。
さて、本日のSさんのトーク、冴えておりましたね、ちょっぴり安心しました。くれぐれもご自愛お願いします。
快調な進行司会に乗って、・画像のユーロ・ライブの、パウエル・エバンス、MJQ,マリガン、リタライス、モニカ、どの盤も録音が良くてご馳走様でした。ユーロの観衆が、アメリカ文化のジャズを心から聴き望んでいたか、熱狂的な拍手を聞けば想像できます。ミュージシャンも力を入れて演奏した事でしょう。僕的には高校生時代、ジャズに、はまるきっかけの1枚が登場しました。、MJQです。今日掛かった曲ではなく「スケ―チング・イン・セントラルパーク」です。当時、琴線大揺れしました。今日は他曲でしたが、やっぱり揺れた。コニー・ケイのシンバルワーク、このドラマーの端正な事、初めて認識しました。ジョン・ルイスのアドリブ、これも次にかかったエバンス以上。もちろんジャクソンのバイブと50年たっても揺れるものは揺れるんだな~
ボーカルのライスも最高。それにもまして超以外なのはモニカの存在です。全くSさん、隅に置けない。
来月は12日です。Sさん、お盆に付き、ビールが進む曲お願いします。ウシシ(^^♪
プロフィール

ジャズカフェモーニン

Author:ジャズカフェモーニン
ジャズカフェ『モーニンのブログ』へようこそ!

カテゴリ
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
天気予報その2
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
訪問者
QRコード
QR