今日の一盤(リバーサイ338番ジョニー・グリフィン)

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60年9月、レイ・ファウラー録音、ケン・デアドフ デザイン、JOHNNY GRIFFIN(ts)DAVE BURNS(tp)NORMAN SIMMONS(p)VIC SPROLES(b)BEN RILEY(ds)
1960年春頃からリバーサイドの録音技師はジャック・ヒギンズからレイ・ファウラーに代わってきている。そしてスタジオも変わり、ビルの7階になり、6階まではエレベーターがあったそうだが、その上は階段で上がるはめになったとか。画像に見える写真は、そのスタジオかと思う。観客者の折りたたみ椅子が20程度見える。黒人の男女であろう人々がジャケット裏の写真に撮られている。その中に、やんやと賑やかに囃し立てている男がいて、その人物は司会もするが、しきりに場を盛り上げている。その男の名はバブス・ゴンザレスといって、ビバップジャズ・ボーカリストなのであった。
閑話休題、当店で月に一回のレコード鑑賞会を催しているのであるが、基本的に皆さま静かに、目を閉じて鑑賞している。そんな空気の中に、ちょっとした拍手、あるいは感極まった掛け声が発せられると、ぐっと場に空気が和む。
会場の空気は観衆がこしらえるものかもしれない。そこがライブの面白さだとも思う。
僕も、最近はライブに行く機会が減ったが、昔は行ったものだ。そこで場の緊張感を盛り上げるため、プレーヤーに、やる気の刺激を授けるため、それなりに掛け声をかけたものだ。しかし、今振り返って、その際の自分を思い出すと、恥ずかしい。小生の場合、何か堅苦しいのだ。プレーヤーに僕の声が伝わったであろう、そのプレーヤーは僕を見つめ返す、掛け声をかけた甲斐があったと、その時は自己満足したものだが、今思い返すと、その時のプレーヤーは、僕を睨み返していたような、キツイ眼差しであった感じがする。緊張感をあおる事はあっても、寛がす効果は無かったかもしれない。
本作でのバブス・ゴンザレスの存在はまさに第二のプレーヤーになっている。これだけ場を和やかにすれば、自ずとプレーヤーは力を発揮するであろう。一発勝負のジャムセッションであるが、力みのない、普段着のハードバップジャズがここにある。
そして掛け声にも、プロとアマの差があることも思い知った。
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