今日の一盤(リバーサイド315番ビル・エバンス)

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59年12月、ジャック・ヒギンス、ジャック・マシューズ録音、ポール・ベーコン デザイン、BILL EVANS(p)SCOTT LAFARO(b)PAUL MOTIAN(ds)
土曜日の午後は暇である。正確に言うと午後はいつも暇であるが。そんな折、エバンスの本作を聞きながら、このブログをいじっていると、男子若者が2人来た。新入生歓迎コーヒー300円、これだな?と思って話したら、確かに20歳にはなっていないけど、秋田大学ではないという。頭を丸めていて体育会系かな?と感じてもいたが、それ以上突っ込んだ聞き込みはしなかった。
ジャズは一切知らないという。興味で覗いてみたという。
エバンスの小難しいインタープレーが店内を駆け巡る。イケない、場違いなジャズサウンドだと思った。途中で針を上げ、思わずマイルスの「オン・ザ・コーナー」というジャズではないファンクなレコードをかけてしまった。もしかして、彼らにとって、ジャズとの遭遇は一期一会かもしれない、これがジャズなんだと思われたら?・・・なんて後悔する。
どうも若者に弱い。迎合してしまう。ジャズを教えてあげるよ、ジャズを末永く愛してね、という親父の妄想が、初めてジャズという音源をインプットさせるに、ボタンの掛け違った選曲が、僕の場合、非常に多い。今日もそうだった。
日頃お客様とお話してフェバリットミュージシャンは?と問うと、ビル・エバンスという回答が多い。だからエバンスのレコードを掛けていれば店内の空気は落ち着く。エバンスのピアノトリオは安全牌なのだ。しかし時には安全牌も放銃する事がある。放銃といえば海の向こうが気になるな-
ここの所、リバーサイドの300番台はハードバップの金太郎飴状態で、本作は、そんな空気を一変させた。ベースのスコットの存在は大きい。黒人ベースマンも勿論、腹いっぱい満足するが、本作のスコットは聴衆者の腰をドカッと下ろさせる。そしてエバンスの躍動はすこぶる切れがある。エバンスの音楽的表現の暗さはどこから来るんだろう?父がイングランド、ウェールズの出身だという。イギリスの立ち込める暗い雲を連想した。エバンスにはスコッチウイスキーが合うかもしれない。
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