今日の一盤(スイングビル21番ショーテイ・ベーカー&ドグ・チーサム)

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61年1月バンゲルダー録音、SHORTY BAKER(tp)DOC CHEATAM(tp)WALTER BISHOP JR(p)WENDELL MARSHALL(b)J C HEARD(ds)虎の巻より
30年代から第一線で活躍。エリントン楽団にも籍を置いていたハロルド・ショーテイ・ベーカーが、さらに先輩のドク・チーサムと一緒に繰り広げる、いぶし銀の様な味わいを持ったトランペット・デュオ。どこかにトラッドな香りを残しながらも、メロデックな持ち味を存分に生かしてリラックスしたプレイを繰り広げている。ジョニー・ホッジ作「グット・クイーン・ベス」を筆頭に心温まる演奏ばかりが並んでいる。(岡崎)
ドク・チーサムについてなんかの本でとりあげられていたよなー。朝から探し、やっと見つけた。寺島先生の著書であった。
村上春樹さんの愛聴盤の1つが本作だったとの事。それは昔、91年まで水道橋にあったスイングというジャズ喫茶の話題の中で小生(寺島)が知らなかったドク・チーサムについて村上春樹が彼についてのエッセーを著述していたと、彼を持ち上げていたのだった。それは彼がスイングでアルバイトしていたが、その店はデキシーとスイングジャズ専門店でモダンジャズは決して掛からない今では信じられないマニアックななジャズ喫茶で、そこでドク・チーサムというジャズマンを知ったのだろうと述べている。
さらに村上さんの奥さんが同じ水道橋に近いジャズ喫茶「響」でやはりアルバイトしていて彼がスイングのバイトを終えた後「響」へ彼女を迎えに行っていたとも書かれている。何とも微笑ましくもあり、その後お二人で,ご自分達のジャズ喫茶を開業したのだろう。
チーサムは1905年生まれ、生きていれば111歳、ベーカーは14年生まれで、102歳。
本作のポイントはトランペット競演であるが、お互いの力の競い合いという感じはしない。協調もしくは和を感ずる。これぞ音楽。
ドラムは気合いが入っているし、ピアノもマッチしている。村上春樹さんの愛聴するお気持ち、理解できます。
それにしてもこのシリーズ、明治大正生まれの名人達の記録をバンゲルダー録音している事に拍手喝さい。
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