今日の一盤(ムーズビル28番ジーン・アモンズ)

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62年4月、バンゲルダー録音、GENE AMMONS(ts)PATTI BOWN(p)GEORGE DUVIVIER(b)ED SHAUGHNESSY(ds)
ムーズビルを追っかけて残り5枚、次はSWINGVILLというシリーズが40枚、そして僕が追っかけるプレスすテッジも終了となる。
プレステッジを追いかけて来て、一番感銘を受けてきたアーチストはジーン・アモンズであった。出会うアルバムことごとく琴線が揺れる。僕もマイルス・コルトレーンからジャズの世界に入り、時代とともに新しいジャズと付き合ってきたが、50、60年前の彼が残した音源に、これほど感銘するものかと改めて世の奥の深さに頭が下がる思い。
プレステッジの稼ぎ頭であっただろう何度も登場したジーン・アモンズも本作が最後の舞台である。62年4月、この後彼は麻薬所持で15年の懲役刑で収監される。実は模範囚であったため7年の服役で69年に出所するが。
そして出所後はまた精力的にジャズ界で活動し、その足跡はプレステッジ10000番台で知ることができます。

ジャズも100年の歴史があり、多様な音楽スタイルがあります。世間一般でジャズという音楽モードは1950年辺りに生まれたバップという形式として話を進めましょう。それが時代を追う毎、ハードバップ、モード、フリー、フュージョンとやらに手を変え品を変えるが如く多様に進化してきたわけです。そんな中ジャズはリズムがあっての音楽で、時代とともにリズムのテンポはスピードアップしました。ジャズボーカルという分野もありますが、主に楽器によるアドリブを中心にしたジャズミュージックを楽しみます。
そこで僕が言いたいことは、ミュージシャンは歌詞を伝えながら歌唱する歌手と違って、リズムをキープした音符を第一ににして、スイング感や情緒まで表現しようとがんばるわけですが、現代の様にリズムがスピードアップし音符の数が多くなればなるほど、一つの音符にかける魂を入り込む事が難しくなる。だから単なる音の流れ。もっとも、だとしても、その流れが心地良いわけだし、それで十分なのですが。
そこに来て、このムーズビルというレーベルが放つスローバラードの世界。とりわけジーン・アモンズのバラードはまさに日本人が好む演歌の世界の様に、ジーンと胸を打つのです。演歌を持ち出したのは、例えば森進一の「おふくろさん」・・・・おふくろさーーんよ♪「津軽海峡冬景色」・・・・上野発の夜行列車降りた時から♪・・・等、情景を思い描くことによって琴線が益々揺れるのです。感銘の度が深くなる。ジーン・アモンズのスローバラードを聴くと演歌と同じレベルで魂に触れてくるのです。ジーンと。

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