今日の一盤(8275番ウオルト・デッカーソン)

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62年1月、バンゲルダー録音、WALT DICKERSON(vib)AUSTIN CROWE(p)AHMED ABDUL MALIK(b)AMDREW CYRILLE(ds)虎の巻より
デッカーソンのさまざまな魅力が収められたサードアルバム。数曲のスタンダードナンバーはMJQでミルト・ジャクソンが名演を残した曲。バイブの偉大なる先輩との違いを聴き取り事が出来る。スリル溢れる急速長の展開、前衛的なアプローチ、年の離れた妹へ捧げた胸が締め付けられそうになる自作曲など、彼の音楽のショーケース的な内容となっている。アブダル・マルクの太いベースラインなど共演者も好演を見せる。(高井)
彼の経歴を見るとサイドマンというのが無い。全て彼のリーダーアルバムとして出している。61年から66年まで計7枚と、約10年のブランクの後、75年から78年まで計13枚、合計20枚だ。
こういうリーダー作オンリーというミュージシャンも珍しいのではないか。モンクもこの手だと思う。
彼の世界は何の曲を演奏させても彼独自の世界、強いオリジナル性がある。上記でミルト・ジャクソンと比較しているが、違うだろう。別だ。WALT教とでも表現したいほど彼独自の世界を創出する、唯一無比だ。
前作では嫁、姑に捧げる曲を演じ、今作では妹への曲が入る。演ずる曲名も愛・空・美・とか抽象的なイメージが多いし、何となく宗教的な匂いを感ずる。そしてまた前衛的な世界を好んで演じているし。サイドマンのベース奏者が凄い。ジョージ・タッカー、アブダル・マルク、ウェルバー・ウェアー、リチャード・デイビス、いずれも根太い指でベースの弦を力強くはじきグイグイ聴衆者の魂を鷲掴むタイプだ。
僕は今、完全にWALT教の信者になってしまった。
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