今日の一盤(8262番ジジ・グライス)

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60年6月、バンゲルダー録音、GIGI GRYCE(as)RICHARD WILLIAMUS(tp)RICHARD WYANDS(p)Julian EUELL(b)MICKEY ROKER(ds)虎の巻より
アルバムをお買い上げなさったらまず「ブルース・イン・ブルーム」をお聞きいただきたい。渋め
地味めなアルトサックス奏者、ジジ・グライスの持ち味が分かりやすい形がわかりやすい形で現れた
好演だ。ちょっと固いけどしっかりと腰の据わったアルトの音色に乗って、けれんみの無い実直なフレーズが着実に積み重ねられ、行政の効いた情感が浮かび上がってくる。派手さはないが、こういう控えめな表現は意外と聴きあきないものだ。(後藤)

タイトルナンバーのRAT RACE BLUESであるが、ウォーキング・ベースで始まる。心地良い。なるほどジャズのテンポは4ビート、このウォーキング・ベースのリズムはジャズファンに応えられない、その原点的なリズム、RAT=ネズミ  のレースとね、座布団1枚。ってわけ。この曲がAの1曲目で、爽快なブルース。その後の2曲もトランペットのがんばりが耳に残る。そして、B面に移り1曲目が上記、後藤さんが推奨するブルースで、2曲目も更にむせび泣くようなブルースが続く。クインテット全員が調子良いし、ブルース傑作集といってよいと思う。グライスはこれがプレステッジ最後のアルバムである。その後ジャズ界から離れたようだ。愛妻とも離婚し、人生大転換、教師の道を進む。
本作はいわば最後の花。50年から60年の間の10年間活躍し、ブルース集で締めくくった。ハードバップから次に代わる、モードやフリーとかのスタイルに染まる事から逃避したのだろうか。彼の美学と捉えたい。
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