今日の一盤(8257番ドン・エリス)

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61年5月、バンゲルダー録音、DON ELLIS(tp,p)JAKI BYARD(as,p)AL FRANCIS (vib)RON CARTER(b)CHARLIE PERSIP(ds)
虎の巻の取り扱いは無し。
後に自らのビッグバンドを持つ、トランぺッター、ドンエリスのプレステッジ唯一のアルバム。7607番としても再発された。尚、同じメンバーでこの年にCANDIDというレーベルからも出されている。
彼の事をウイキペデイアで検索したところ、1934年から1978年(44年)の人生だったようだ。ボストン大学出で自由論者という紹介があった。インテリミュージシャンと言ってよいと思う。その頃付き合っていたミュージシャンの名前を上げると、チャーリー・ミンガス、エリック・ドルフィー、ポール・ブレイ、ゲーリー・ピーコック・・・こんな感じだ。本作ではジャケット裏に自らライナーノーツのペンを取っている。秀才の香りがプンプン醸し出ている。
音楽家としての活動は10数年だったが、年を追う毎、成長している。何といっても知名度的には「フレンチ・コネクション」という映画音楽の作曲者としてだろう。(確かこの映画は主役のジーン・ハックマンが犯人を追って、走って走ってというシーンが忘れられない。音楽は記憶にないが・・)その他10本に余る映画音楽を担当していたようだ。更に検索を進めたら余りに多彩なミュージシャンの名前に出くわした。時代の潮流の中に生きていたのだ。
列記すると、レナード・バースタイン、ビル・グラハム、ローラ・ニーロ、レオン・ラッセル、キャロル・キング、カーペンターズ、グレートフル・デッド、サードストリーム、メイナード・ファーガソン・・・・・ほとんどが白人なのだが。
心臓病で亡くなったようだ。44才という命はあまりに早い。アルバムタイトルが「俳句」というのがあった。まだ聞いた事が無いが是非聞いてみたい。
それにしてもだ、世の中は不思議なものだなと思う事が、この店を通しても思う事がある。本作に関しても、理屈っぽい面々が集まって出来たアルバムだ。ジャジーなノリとかご機嫌な展開なんて無い。僕だけの自己満足、、僕だけが聞いてそれで終わり、明日はまた元のケースに収まって、もう二度と聞く事が無いアルバムかな?と思っていた。ところがある、午後に1人、当店では最長老80過ぎの先輩がいらした。先輩というのはジャズマニアという意味である。辛口ジャズファンで、好みは例えばマックス・ローチの「We INSIST」とか黒い、あくの強いフィーリングなのだ。その手が得意なレーベル、CANDIDのレコードはオリジナルでほとんど全部所持しているというお方だ。今日の主役ドン・エリスの事は認知されておらない。
そんなこんなで本作は、この先輩にえらくインスパイアを与えたようだ。帰ってCANDIDを聞くとな。世の中わからぬ。

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