今日の一盤(8252番エリック・ドルフィー)

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60年8月、バンゲルダー録音、ERIC DOLPHY(as,bcl,fl)RON CARTER(cello)GEORGE DUVIVIER(b)ROY HAYNES(ds)]虎の巻より
これぞドルフィーの代表作、吹きまくりアルトの切れ味、バスクラの迫力、フルートの清涼感と全て満載。とりわけ没頭に収録されたタイトル曲の凄みは筆舌に尽くしがたい。音色にコシと芯があり、しかも艶もあるアルト・サウンドが未知の空間を突き進んで行くサマはジャズのだいご味の極致。面白いのはロン・カーターがチェロを披露している場面で、ドルフィーならではの怪しげかつ神秘的とも思える曲想にうまくマッチしている。(後藤)
後藤先生、大絶賛の巻き。ドルフィーに対する畏敬の念がありありと感じられる解説だ。ソウルを感じるね。
当方の所持しているレコードは日本ビクター社から出された(トップランク)という古いレーベルで、ジャケット裏には植草甚一氏がライナーノーツを執筆しているので、一部分を紹介します。
アルトサックスの「アウト・ゼア」エリック・ドルフィーの作曲で、ジャケットの奇抜な絵のように地球から離れて別な世界へ行こうとしている意味の曲題ですが、ここでは意識的にメロデイの繰り返しを続けてゆき、成層圏飛行を試みているような印象を与えるのに成功していますね。カーターのセロのバックアップをしながらヂュビビエがベースのピッチカットでビートを出しているのがいいでしょう。ドルフィーの長いソロの後で、ヂュビビエもソロを聞かせます。
・・・・・・・・この風に全7曲を細かく解説しているのです。
マイルスは晩年、電気に走ったし、コルトレーンはひたすら抽象の世界に没頭した。だからこの2人には賛否両論がつきまとう。
そんな中でドルフィーは若くして客死したもんだから、クリフォード・ブラウン同様、評論家から辛口評論を聞いた事が無い。
僕にとってはどうか?ここまでジャズを聴き続けてこれた原動力ミュージシャンには違いない。特にスタンダードでのバスクラやフルートには何度も琴線を揺らさせてもらった。そして、抽象的な作曲(例えば今日のアルバム)の鑑賞する時が今来たと。


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