スイング・ジャーナル2001年1月号

Sさんよりケニー・ドーハムの「ローサム・ブラッサム」・・・以下このアルバムをR・Bと称します。が上記記載での読者が選ぶ名盤ベスト100の34位にしか位置していないというご指摘をうけました。僕も、そんな馬鹿な!と思ったもんですから、早速≫調べました。上位順に
①エバンス・・・ワルツ・フォー・デビー
②マイルス・・・カインド・ブルー(以下、明らかに理解できるのは簡略化します。例えば正確にはカインド・オブ・ブルーなんだけど)
③ロリンズ・・・コロッサス
④ペッパー・・・ミーツ・リズムセクション
⑤ブレーキー・・・バードランド
⑥キャノンボール・・・サムシン・エルス
⑦エバンス・・・ポートレート
⑧コルトレーン・・・バラード
⑨ソニー・クラーク・・・クール・ストラッテン
⑩チック・・・リターン・フォーエバー
まず、ここまでのランクで個人的にR・Bに肩を並べるのは①②③⑤⑧ですね。
⑪コルトレーン・・・ブルー・トレーン
⑫クリフォード・・・スタデイー
⑬マイルス・・・クッキン
⑭ドルフィー・・・ファイブスポット
⑮ウェス・・・フルハウス
⑯パーカー・・・サヴォイ
⑰ハンコック・・・処女
⑱オスカーピーター・・・リクエスト
⑲ロリンズ・・・バンガード
⑳ロリンズ・・・ウエー・アウト・ウェスト
ここでは⑭⑮⑳ですね。
㉑リー・・・キャンデイー
㉒ヘレン・・・ウイズ・クリフォード
㉓キース・・・ケルン
㉔ブラウン・・・ブラウン&マックス・ローチ
㉕ブレーキー・・・サンジェルマン
㉖マイルス・・・ビッチェス・ブルー
㉗コルトレーン・・・ジャイアント
㉘ゲッツ・・・ゲッツ&ジルベルト
㉙モンク・・・ブリリアント
㉚リポート・・・ヘビー・ウェザー
㉛キース・・・星影のステラ
㉜ゲッツ・・・プレイズ
㉝ブレーキー・・・モーニン

そして34位がドーハムの静かなるケニー(邦題)ローサム・ブラッサムと来る。
ここでは㉒㉔となるかな。
僕の独断と嗜好で選んだ基準はというと、㋑どなたにも受け入れられやすい事、㋺駄曲が無い事、㋩飽きない、 です。
スイング・ジャーナル誌は世間への話題作りに、時代を切り開く「問題作」というのを取り上げますが、そういうのは好き嫌いがはっきりしていて㋑には該当しません。それと例えばマイルスのサムシンは「枯葉」1曲が光り過ぎです。したがって㋺の観点でふさわしくない。もちろんこれ1曲で名盤に値はするのですが、R・B次元の名盤とは趣を異に感じます。
それにしても、R・B を聞いて思うのはケニー・ドーハムの演奏に、力みというか、固さというか、そんなのを感じないのですね。
ごく薄いオブラート1枚程度の緊張感の中でメロデイーをボーカルで歌うが如く、トランペットで自己陶酔するが如く、奏でるのですね~、それでかつ、周りのサイドマンも一心同体にて調和している。当店では良く掛かるレコードベスト3の1つです。ちなみに他は①と㉝です。

スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

No title

マスターの独断と嗜好で選んだ基準・・・㋑どなたにも受け入れられやすい事、㋺駄曲が無い事、㋩飽きない事。・・・分かるなぁ、この基準、的を得ているかと思いますよ!

No title

ケニー・ドーハムのヴォーカル・珍盤アルバム

RLP 12-275 Kenny Dorham - This Is The Moment!
Kenny Dorham (trumpet, vocals) Curtis Fuller (trombone) Cedar Walton (piano) Sam Jones (bass) Charlie Persip (drums)
NYC, July 7, 1958

Autumn Leaves他・・・ネットでちょこっとだけ試聴したけど・・・マスター所有してたかな?僕は持ってません。

No title

とても興味深いリストですねー。日本のジャズ・ファンの好みを端的に表現していると思います。

『ロータス・ブロッサム』はなにぶん渋いですから、34 位はまあまあのところでしょうね。アート・ファーマー、MJQ、ウィントン・ケリー、トミー・フラナガン、ジェリー・マリガンの誰かがここに食い込んで欲しかったなー。

No title

参考まで、同、リスト100位まで何遍も点検したけど「トミー・フラナガン/オーバー・シーズ」何処にも見当たらないようだが・・・これ、どういうことかなぁ・・・

No title

ご反響ありがとうございます。
ジャズ鑑賞歴が3年と30年では回答が違うのは当然ですよね。
いろいろあるジャズ名盤と呼ばれるものにも、ブルージーであるかどうか?という、ふるいに掛けるのも良いかも。
そうすれば、ゲッツ&ジルベルトやリターンフォーエバーとかリポートは却下されますね。だけど、上記のアルバムのセールスはすごかったろうね。

No title

Sさん、ドーハムのボーカル(リバーサイド)ございます。

「トミフラ/オーバー・シーズ」考

巷には色々なジャズ愛好家が居て色々なジャズをそれなりの時代に於いて色々な装置を用いて色々な聴き方をしている・・・でも単なる好みの問題として捉えて良いものか、どうか・・・生まれながらの性質、体調(心身)、聴く場所とか、それとその演奏に関わる何らかの曰くなど、様々な条件などで聴きたい(好きな)演奏(スタイル)、ミュージシャン、曲などが微妙に&それなりに&ガラリに変わる事態も亦、無きにしも非ずかと思うのだが、何はともあれ「トミフラ/オーバー・シーズ」が100選から漏れるその理由というものが後期高齢者を患う僕の干乾びた脳味噌では俄かに理解できない。
 逆に言えばアンケート調査を行った2001年は「トミフラ/オーバー・シーズ」には目もくれない、どちらかといえば感性豊か過ぎる(逆も真なり)、前途洋々たる、うら若き世代が活躍する新たな時代に移行しつつあったのかも知れない。
 
 兎に角、これが「トミフラ/オーバー・シーズ」(できればオリジナル盤)を、それなりの性能を備えた再生装置で轟かせた日には「チキン・レザー・スタンダップ」満開という底なしの悦楽に陥ること請け合い。
 でも、この世の中、とてつもなく広いし、当の僕を含め色々個性豊かな人種がうごめいているので、色々な評価があって然るべきかとと思う。
 だから、天上から舞い降りたミューズ(音楽などを司る女神)が放つ後光を受けて手にしたと思しき、これが希有な迫真の演奏が、逆に、いやでも鼻に付くし、面白くも何ともないばかりか、不快でさえあるという、我が道を行く如き惚れ惚れするジャズ愛好家居たとしても何ら疑義とか義憤の類を覚える必要などないのかも知れない・・・やはり、好みの問題であり、他人は他人、自分は自分ということかな?
 
 
 RLP 12-275 Kenny Dorham - This Is The Moment! そのうち聴かせて下さい。

No title

3年キャリアのジャズファンと○十年のファンとでは違うって。
ジャーナルもその後、廃刊になった故、若いジャズファンの獲得に執着していたのでしょう。
ダイアン・リーブスのCD、もぬけの殻でしたでしょう、失礼しました。

No title

この度は、モーニン・ブログ解説以来、久々の「コメント応酬(?)」で大変有意義でした!

もぬけの殻のダイアン・リーブスCDは未聴・・・故に気が付きませんでした。
プロフィール

ジャズカフェモーニン

Author:ジャズカフェモーニン
ジャズカフェ『モーニンのブログ』へようこそ!

カテゴリ
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
天気予報その2
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
訪問者
QRコード
QR