今日の一盤(8203番アート・ファーマー)

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56年11月、バンゲルダー録音、ART FARMER(tp)HANK MOBLEY(ts)KENNY DREW(p)ADDISON FARMER(b)ELVIN JONES’ds)
虎の巻より
ビッグネームの並ぶセッションだが、主役はなんといっても、リーダー風のファーマーのトランペットだ。後のメンバーは引き立て役といってもいい。どのトラックも1級のハードバップだが、圧巻はハンク・モブレーのオリジナル「ウヲーキング・ウイズ・ハンク」。めくるめくトランペットプレイは既に巨匠の趣がある。ロサンゼルスにある市場ファーマーズ・マーケットにちなんだタイトルや、ジャケットデザインもハイセンスだ。(ラズウェル)
沸騰したやかんのお湯を注ぐと、それは確実にホットなお湯である如く、この頃のプレステッジの音は、ジャズ喫茶のドアを開けた瞬間」、あージャズ喫茶に来た、と当たり前であるジャズらしいジャズを感じさせてくれる。8200番台の3作目だが、これも3年前の未発表作、しかしハードバップのど真ん中、あるいはハードバップのサラブレットとでも表現しようか。
ラズウェルさんはトランペットを絶賛したが、僕はケニー・ドリューのピアノだ。B面2曲目「BY MYSELF」での黒い宝石と表現したくなるような指使いに聞きほれてしまう。後年のケニーに琴線が揺れた事はなかったが、今日のケニーに初めて揺れた。この年ケニーは28歳。
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