今日の一盤(7227番アーネット・コブ)

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今日の午後、BSで映画「ラウンド・ミドナイト」があった。デクスター・ゴードンが主演である。ジャズファンは必見ですね。登場するミュージシャンがすごい。ハービーハンコック、エデイー・ヒギンス、ピエール・ミシェロ、ボビー・ハッチャーソン、フレディー・ハバード、シダー・ウォルトン、トニー・ウイリアムス、ロン・カーター、ウェーン・ショーター他・・・久しぶりに往年の大物ジャズミュージシャンを見た。懐かしい!物語もさる事ながら、パリとニューヨークの街の景色、ジャズクラブの雰囲気、ジャズマンの生活、見どころがいっぱいです。  録画をしましたので、いつか鑑賞会企画したいと思います。

さて、今日のアルバムも聞き所がいっぱい。
まずメンバー紹介ですが、昨日に続きベースがジョージタッカー、ピアノがレッドガーランド、ドラムがJ・Cハードのカルテットなのである。曲も「ジョージア・オン・マイ・マインド」とかブルースあり、バラードあり、聞かせ所がいっぱい。
デクスター・ゴードンもそうであるが、コブも一流のテナーマン、一音一音にプレーヤーの個性が感じられる。
虎の巻を借りると・・・・「シズル」とはシューシューという意味、深いサブトーンを伴うコブのテナートーンをこれほど見事に言い当てている言葉も無いだろう。そんなタイトル曲「シズリン」はコブ作のブルースで、じわじわと乗ってくる貫禄あふれるプレイが凄い。バックのガーランドの好演も光っている。(岡崎)  
もう1つ、今日のは日本盤でライナーノートが付いていた。星野秋夫さんがペンをとっている。ちょっと内容を紹介する。
コブといえば「テキサステナー」「タフテナー」「ホンカー」「ブローテナー」等と来るが、ジャズの歴史からみると、ホンカーの存在というものはジャズの本流に属さず、傍流、もっといえば脇道、ドロップアウトした部分としか見なされているかもしれない。つまり真面目なファンからすると、まともな学術的探求の対象ではないという事だろう。そして、ホンカー特有のアーシーで適度にソウルフルなフィーリングが、従来の日本人のマイナー好みな淡白なセンスとなじまなかったのだろう。
まーこんな風に評論をスタートさせて、時代が流れて、多様な音楽にぶつかり視野の枠が広がり、認識が広く受け入れられるようになってきた。・・・・
アルバム全体としてやや不満にかんずるのは、ドラムがJ・C・ハードで、彼はスイング派のオーケストラ向きのドラマーで大味であり、もっとモダンなドラマーが良かった。とある。また選曲がやや単調でもっと軽快でメロデックなスタンダードをやって欲しかった。とある。
いささか贅沢な要求だと思う。ドラマーに関しては、船頭多くしてという事があるし、単調なリズムのドラマーだからこそ、ベースの根太さが強く伝わるという見方もあるだろう。選曲も、臭い曲だから良いのだと思ってしまう。僕は☆5つ。
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