今日の一盤(7170番レッド・ガーランド)

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万事、波がある。右肩上がりがあり、逆もある。だから面白い。仮に、一本調子だったらつまらない。
そんな事を考えると、下がる事も、面白い事と捉えれば良いのだが、人は悩む。
そんな事を繰り返しながら人生を歩む。
僕は人生の折り返し地点を越えた。放物線の様に、何だかわからないトップの地点を後にして、終点へと歩んでいる。

今日のアルバムは右肩上がりの時分に入手した、しかし甘いと思った。当時、コルトレーンだマイルスだ、モンクだと辛口硬派に重心を置いていた。抽象的な、難解なジャズに興味を示していた。だから大衆受けするような甘口なジャズは、下戸がスイーツを毛嫌いするように、口はばたかった。というか軽くみていた。
それがどうだ、今は酒も焼酎も甘納豆もケーキも、なんでもござれの親爺に変貌している。そして色々な嗜好も変わり、広く受け入れるようになった。広く、浅く。
今日のアルバムは1959年10月の吹き込み。1958年頃、マイルスバンドの連中、ポールチェンバース、アートテーラーと離れた、独立したガーランドトリオである。新進気鋭のマイルスバンドを離れ、ガーランドは自己の世界をアピールする。ガーランド節満載の甘く、心地よいワールドである。
今、ガーランドの人生、それを彼が残したアルバムを年代順にひも解いて聞いて僕は思う。
ピークは58年頃、即ちマイルスの刺激に突っつかれていた頃。
今日の7170番は、折り返し地点を過ぎたかんじだなー。
そして、あさってに黄昏が見える今の僕には心地よいのだ。時が経てば何かが変わる。
万事、一方的に肩つけてはいけないのだ。

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