今日の一盤(420番ジョニー・グリフィン)

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61年12月、レイ・ファウラー録音、ケン・デアドフのデザイン、JOHNNY GRIFFIN(ts)BARRY HARRIS(p)RON CARTER(b)BEN RILEY(ds)
本作はワンホーン・カルテットの名盤の1枚になると思う。ジャケット写真のグリフィンの自信に満ちた、風格さえ感ずる姿よ。サイドマンも申し分なし。どこか聞き覚えのあるSWINGING FOLK集を堂々と吹きまくる。後にグリフィンの十八番となる「HUSH A BYE」が登場する。
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今日の一盤(リバーサイド365番キッド・トーマス)

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61年1月、デーブ・ジョーンズ録音、ケン・デアドフのデザイン、KID THOMAS(tp)LOUIS MELSON(tb)ALBERT BURBANK(cl)JOE JAMES(p)HOMER EUGENES(ban)JOSEPH BUTLER(b)SAMUEL PENN(ds)
10数年前、神戸に行ったことがある。駅前に降り立ったら当日はジャズイベントがあり、デキシーランドジャズの生演奏がプレーされていた。ウキウキした気分に浸り、まさに異国情緒の印象だった。一口にジャズと言ってもモダンジャズとニューオリンジジャズは大分趣が違う。僕はジャズ喫茶時代の暗いモダンジャズに親しんだ者だから、形式的にはジャズでも、実際の感性はロックやフォークと同等に異種な音楽に分類しているかもしれない。好んで聞く音楽では無いと、僕の気持ちは整理していた。。今日が終わったら奥に引っ込めよう。と考えた所で、はたっと気が付いた。己がそんな気持ちでどうする?モダンジャズでさえ、時代に取り残される昨今、若い人はもっと聞かないぞ、古きを残すのが使命だろ?to be or not to be・・・
世の中は奇妙な事がある。本日僕は午前中、国会に耳を傾けていた。与野党の言った言わない、記憶がない、かみ合わない論戦に途中スイッチを切った。そして午後は甲子園の秋田予選をラジオを聞きながらブログ作りしていたのである。そこへ久し振りに秋田市の金足地区在住の米・生産農家のⅠさんが、秋田市で会合があったとて、4人のお仲間を引き連れお見えになった。全員70歳前後のシニアである。ご婦人が3人。さすが農家の感性である。庭のアジサイが綺麗だね。自然の植物に関心を示す感性がどんどん薄れている当世だから、お互いのあいさつの間に植物が介在するのは、気持ちが良いものだ。今、金足農業高校が野球してるよ、とて、ラジオのスイッチを入れると4点負けているではないか、ラジオをやめて本作・キッド・トーマスを掛けた。
「わーえじゃ」(良いなという意味)
僕はニューオリンズジャズを見下げた考えを反省している。ニューオリンズジャズは明るい。太陽が似合う。農家の皆様は日ごろ太陽と向き合って生きている。ストレートに魂が反応したのではないか?
農家は後継者不足で未来が厳しい。以前もTPP反対デモ帰りに来てもらったが、近い将来、田園畑は原野に成り変わるだろう、時代だ時代!そんな話題になった。今日来た70越えの男性、日に焼け、皺に刻まれた笑顔がキッド・トーマスに似ているなと思った。

今日の一盤(リバーサイド417番オデッタ)

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62年、レイ・ファウラー録音、ケン・デアドフのデザイン、OⅮETTA(vo)BUCK CLAYTON(tp)VIC DICKENSON(tb)HERB HALL(cl)DICK WELLSTOOD(p)AHMED ABDUL MALIK(b)SHEP SHEPHERD(ds)
オデッタ・ホームズ(1930~2008)キング牧師を支持する市民活動家であり、 フォーク歌手とあった。
どおりで、一聴してブルースを歌っているが、僕が好む感じが出て来ない。明るくシャウトしている風で。
ベテランジャズマン達とのセッションだが,各人が熱演というわけでもない。録音月日が62年という記載しかないし、主役の名前もODETTAとしか無い。ちょっとたるんでるな~と思ったけど、きっとオリンキープニュースさん気合が入らなかったんだろうか。

今日の一盤(リバーサイド・JAZZ ARCHIVES SERIESRLP153)

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最近入手した素敵なアルバムを紹介。
1930年GEORGE HANNAH(vo)LUX LEWIS(p)1927年BERT COBB(tu)SHARLIE ENGLISH(vo)他28年、29年
本作は61年に発売されたようだ。リバーサイドの発足はビル・グロアーが1952年トラデショナル・ジャズを10インチ、そして時間が経過した後は12インチに編集し発売した事から始まる。オリン・キープニュースがモダンジャズの責任者としてレーベルを大きくしたのはその後の事だ。モダンジャズとして、モンクやエバンスを世に広めたのと同様に、トラデショナル・ジャズファンにとっても、リバーサイドにはお宝がたくさんあるのである。
夏休みこども化学相談室がNHKラジオで始まった。恐竜がテーマで聞いていたら、今年、北海道で200万年前の白亜紀後期の地層から8メートルの恐竜が全身骨格で発見されたそうだ。この発見は大発見であったらしく、担当の先生(学者)が興奮気味に、鳥肌が立った、という言葉を使って随所で訴えていた。ラジオというのは音声があるから、本と違って、発声する臨場感の空気から、物事を判断する事ができる。よっぽどの出来事だったのだろう。・・・考古学者にとっては過去が謎であり、夢である。
ジャズの歴史は約100年というが、本作は1927年から30年にかけて今から80年前の音源が詰まっている。時の長さは理屈を超越し、ただ触れ伏して、素のジャズを聴き入るのみ。
「ピアノ・ブラス・andブルース」というタイトル、そしてジャケットデザイン、ケン・デアドフのアイデアは冴えている。

今日の一盤(リバーサイド419番タッド・ダメロン)

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62年4月、5月、レイ・ファウラー録音、ケン・デアドフのデザイン、TADD DAMERON(com,arr,cond)リバーサイド・オールスターズ
1965年48歳、ガンで逝去。30年代から作曲活動していた。自ら作曲家と称し、自分の曲を演奏するためにアレンジも手掛ける。そんな自分ファースト的な感じは、モンクに似ている。天才肌というか、我が道を行く、生粋な芸術家だ。
さらに彼の功績を記すと、ジャムセッションから生まれた、バップが持つ、グループコンセプションの不備を整え、アンサンブルトソロの関連に均衡感をもたらした。・・・となる。因みにファッツ・ナバロ、クリフォード・ブラウン、コルトレーンも共演盤があり、少なからず影響を受けているはずだ。
A面に「イフ・ユー・クッド・シー・ミー・ナウ」B面に「ユー・アー・ア・ジョイ」という美曲なバラードがある。他曲もまさにジャジーな曲ばかりだが、決して取っ付き易い曲ではない。ベーシー楽団やエリントン楽団のような芳しき華のムードを期待すると外れると思うが、本作はダメロンという天才児の曲の存在を確認する1枚であろう。ビル・エバンスも出番は少ないが参加している。
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