今日の一盤(リバーサイド476番ベン・ウェブスター)

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63年9月、レイ・ファウラー録音、ケン・デアドフのデザイン、BEN WEBSTER(ts)JOE ZAWINUL(p)THAD JONES(tp)SAM JONES(b)RICHARD DAVIS(b)PHILLY JOE JONES(ds)
ベンのデスコグラフィーを調べたら初録が31年で最後が71年、40年間の記録がざっと100枚あった。73年に64歳で逝去。彼の死後、70年後半から80年と時代は移って、フュージョンとか、4ビートジャズは衰退していった。彼自身、64年からはヨーロッパに活動の場を移し、最後まで4ビートジャズで生き抜いた。大物ジャズマンの晩年のアルバムは華やかな一時代の記録に比べ劣ると言われるが、ベンのそれは最後まで衰えが無かったという評価が定説なようだ。
本作は全8曲の構成だが、半分はベンのカルテットでスロー・バラード。半分はサド・ジョーンズのトランペットが加わり、アップテンポなバップジャズである。何しろ、サム・ジョーンズのベースとフィリー・ジョーンズのドラムである。ベンのアルバムの中でも最もハードバップな指向を目指したと感ずるが、僕に言わせれば、いささか世代間ギャップを感じにいられない。加山雄三が奥田民生とビートルズを演奏するようなものだ。じじーは引っ込んでろい。加山は若大将を歌っていればよいし、ベンにはスローバラードが一番。
ジョー・ザビエルが初々しくピアノを務めている。繊細なセンスは白ワイン風味だね。
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今日の一盤(リバーサイド474番ナット・アダレー)

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63年9月、レイ・ファウラー録音、ケン・デアドフのデザイン、NAT ADDERLEY(tp)KENNY BURRELL(g)JIM HALL(g)JUNIOR MANCE(p)BOB CRANSHAW(b)MICKEY ROKER(ds)
連休は盛岡を旅してきた。秋田市と同程度の人口だと聞くが、街の大きさは断然、盛岡がデカく思えた。街にある樹木も大木が目立つし、歴史を上手く取り入れている。4人の総理大臣を岩手県から輩出しているという事も凄い話だ。
ちょっとした気分転換をして、今朝聞いた一盤はナット・アダレーのトランペットファンファーレが曲の始まり、全8曲がナットの作曲である。ジュニア・マンス・トリオとギターのサイドマンだが、ケニーバレルとジムホールが各4曲伴奏している。ジャジーな曲想はケニーバレル、スローナンバーはジムホールだ。好ましいアルバム。

お知らせ

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16日・17日臨時休業します。よろしくお願いします。

今日の一盤(リバーサイド473番ビル・エバンス)

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62年5月、6月、ビル・シュワルツ録音、ケン・デアドフのデザイン、BILL EVANS(p)CHUCK ISRAELS(b)PAUL MOTIAN(ds) 428番と同じ日のセッション
1年前の61年に仕事上の相棒スコット・ラファエロを失ってから1年の月日が流れた。復帰第一作のベースはチャック・イスラエルズ、スコットのような存在感はないが、エバンスワールドを損ねてはいない。しかしドラムのモチアンは以前より精彩が薄れているように思う。そして、やがてエバンスと手元を放つ。この頃のエバンスは薬代欲しさに録音したがったというが、もしかしてマネーの取り分が問題であったかもしれない。そうは言っても、この頃のエバンスワールドは素晴らしい。
 

今日の一盤(リバーサイド471番ロド・レビット)

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63年7月、レイ・ファウラー録音、ケン・デアドフのデザイン、ROD LEVITT(tb)ROLF ERICSON(tp)BUZZ RENN(al)GEORGE MARGE(ts)GENE ALLEN(bsc)SY JOHNSON(p)JOHN BEAL(b)RONNIE BEDFORD(ds)
主役のロドさんは1929年生まれの白人アメリカン。クインシー・ジョーンズ楽団、ガレスピー楽団、ダイナ・ワシントンやサラ・ボーンの伴奏やテレビ番組の楽団等、スタジオミュージシャンとして名をはせた人物だったろう。僕は今回初めて認識した。
8人編成のスモールバンドであるが、聞いた事がある名前はトランぺッターのみ。皆、スタジオミュージシャンなのだろう。
以前、ジョージラッセルのスモールビッグバンドを紹介した。それには、エリックドルフィーとか、一サジの刺激が取り入れられていて、緊張感を漂わせていたが、本作のは、そういった意味の刺激が無い。4ビートに乗った、アカデミックなジャズであり、勤勉なジャズ。正直言って、一期一会のアルバムかもしれない。何度も聞く内、良さも理解できるとも思うのだが・・
それはさておき、今日も日野皓正ビンタ事件である。
ある人物が日野皓正を非難していた。その理屈が逸脱したドラムソロだが、アドリブ音楽がテーマのジャズであればこそ、そんな自由さを育てるべきだと。・・・・僕はドラムの子にこう言いたい。
僕は、初老から中老になりつつある親父だが、この年になって残念に思う事は、英語をマスターできなかった事。楽譜を理解し、楽器をマスターできなかった事。少年老い易く学成り難しだ。楽団員としてのノウハウを理解し、体現出来ないと、ミュージシャンとしてグローバルな活躍が出来ないぞ。基礎を身に着ける事は苦いものだ。
勤勉ジャズを聴いて、日本人魂の琴線が揺れたの巻。


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